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2012-06-02

GW台湾買い付けの旅5

さてさて、チェックインしたし荷物も置いて軽くなったし、晩ご飯でも…いえいえそうも行きません、
まだまだ鹿谷でお茶探しは終わりません。
玉春茶坊/挑茶驛站に向かいます、ここは浦山くんの製茶や焙煎の師匠の「林偉信」のお店です
(正確に言うと玉春がお父さんのお店で、隣の挑茶驛站が偉信くんが今年作ったお店)

えーっと場所は、鹿谷に三軒有るセブンイレブンの中の3つ目のセブンイレブンの向かいです。(コレで分かる人にはわかってしまう)




















すごいハイセンスな外観と内装…、但しお店の中が妙に熱い&なかなか偉信くんが上がってこない
そう…コンテスト用のお茶「比賽茶」の焙煎をしている非常にナーバスな時間帯に来てしまったようです、 このGWの時期は鹿谷では5000分の1を目指す猛者が「本気」で製茶し、一番を目指すナーバスな時期です、このあともこういう場面に出会いますが、偉信くんの今年にかける意気込みは他の茶農以上のもの、何故か…

今年、「結婚した」「自分の店を持った」「子供ができる」という人生でも大きなイベントが連チャンでやってきた彼、今年よい焙煎のお茶を本気で作って「コンテストもとって」「ビンテージ(陳年)をかけたい」と思っているはず

 これはお父さんが偉信くんが生まれた時に陳年を初めて結婚して自分のお店を出すときに封を開いたお茶…自分も生まれてくる子供に同じ事を…という気持ちがあるんでしょう



浦山くんが何種かお茶を入れている(30分ぐらいだろうか)、と偉信くんが上がって来ました(写真真ん中)この写真では笑ってますが、焙煎室から上がってきた瞬間は他を寄せ付けない様な「戦う男」の顔で声もかけられないような状態…
全身汗だくで、今まで茶葉と格闘してきたのが伺えます、更にただでさえ細身の彼が「以上に痩せている」ことに更にびっくり…
更に30分ほどしてちょっと落ち着いた偉信くんが「飯にしよう!」といい、僕とつれと浦山くんは「ヨネスケ」よろしく、「突撃となりの晩御飯」的な展開に、台湾ではよくあることとは言えども有り難くごちそうになりました
 更に食事をして一息ついた偉信くんが「焙煎室においで」と誘ってくれました




 今日の仕上げを確認するための鑑定杯があり、順を追って雑味がとれて味が収斂されていく様子が解ります、更に1籠目と二籠目が均質になっているのかをチェックする事もできます。う~ん、こんなの見せてくれるとは…
 その後更に何種類か飲んで購入したのは

8 挑茶驛站 秋紅水烏龍(秋)
9 挑茶驛站 阿里山(樟樹湖)
10 挑茶驛站 杉林渓
11 挑茶驛站 金萱
の四種、昨年冬に買った秋の紅水は果実香がものすごく、長持ちするお茶だったのでうちのストックが底をつきそうだったので追加購入(春の紅水は比賽茶を仕上げたあとに作るとのこと、残念)
阿里山は発酵も焙煎も高く、茶壷に入れて飲むと良いのではと感じる一品、一瞬「ホントに阿里山?」と思えるようなトリッキーな仕上げになっていますが、戻ってくる葉底にいるのは間違いなく見慣れた樟樹湖、
杉林渓は大崙山(龍鳳渓の一個下の山)のもの、偉信くんの持ち味の焙煎によらず、クリアーに仕上げた感じ、金萱は老郷長のものと対照的に焙煎と発行をしっかりかけ、金萱の品種香を良い感じに引き出した良い意味での「ミルク系」の金萱、すごいところは3煎じ以降に出て来る金萱のダメな品種香(僕的にはトウキビガラのようなと言いますが)は出て来ません

というわけで4時間近くいたけどちっとも退屈しないというかむしろ「もっと話したい」と感じる夜なのです
 オフショット1:浦山くんは結構「おちゃめさん」です!
オフショット2:浦山くんを恐喝するまうぞうとしか見えない件

ここで浦山くんとはお別れで僕らは再度山の上のホテルに…
 行く前にもう一軒!!

というわけで「張富欽茶集」へ

 日本の某店が貴妃茶を買いまくった時のお金を元にかなり日本の古民具や中国茶器も収集・販売している小奇麗な店を数年前に作りました、足がない人だと場所がちょっと不便ですが奥さんは日本語が上手です(って言うか毎年数回日本にも来てるし…)
 「○○茶を…」とお願いすると傾向の違うものが3種類出てくるというぐらい沢山のロットを扱っています。
 ここで買ったもの
 
12 張富欽茶行 凍頂(高発酵タイプ)
13 張富欽茶行 杉林渓 龍鳳渓
14 張富欽茶行 凍頂紅茶(秋)

発酵度の高めの凍頂はいかにも「日本人受けするお味」だったので購入、杉林渓はいろんなところのを飲んで比較検討するための教材として、そして最近「阿里山紅茶」ばかりがやたら受けているので「凍頂の紅茶も飲んでみてほしいなあ」ということで購入!

そしてホテルについたのはおよそ11時過ぎ、お茶飲み過ぎ、標高アップダウンありすぎ、気圧変化ありすぎの一日だったのでめっちゃ偏頭痛がする中、就寝です(これでやっとこの紀行記も折り返し地点)
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