お知らせ!craze4"T"Lab.申込みサイト発動!

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ついにWEBで申し込み&Labの開催可能日が検索できる様になりました詳しくはここをご覧ください
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2016-04-24

中級者向け台北のお茶(投稿まとめ)



















行っとけ鹿谷郷(投稿まとめ)























地方都市とお茶(投稿まとめ)





行っとけ坪林郷(投稿まとめ)

夏休みに台湾に行く人も多いと思うので
休みシーズンのお楽しみ短期集中ネタ
台北の街中でお茶を買う初心者からお茶ツウに一歩前進できる(かも)シリーズ
今回は…「行っとけ坪林郷」
最近ガイドブックにも紹介されなくなって久しいのですが、最近すごくいきやすくなったので、紹介記事を書きます。
坪林は台北から1時間以内で行けるお茶の産地で
大都会客運が1時間に一本MRTの大坪林駅から高速バスを出しています。
 これに乗れば平日なら30分かからず坪林の茶業博物館前まで行くことが出来ます(休日とかだと高速が渋滞するのでこのルートは勧めません)
路線バスも新店駅から45分位で坪林につきます(但しこれはすごく揺れます、あと混むと悲惨です)
先ほどチラッと書いたとおり坪林には「茶業博物館」という半官半民の観光スポットがあり、製茶の道具や台湾茶の歴史がわかりやすく展示されています(初心者の人は見に行くといいと思います)、博物館併設のカフェでは茶葉料理と台湾茶が楽しめるようになっています
この産地では球状にしない「包種茶」と「白毫烏龍茶」が買えます。
包種茶は球にしない分かさばりますが、逆に大陸産などの偽物が混じることも少ない(わざわざかさがあって価格の安い包種茶の偽物を作るより多普通の球状のお茶を作るよね)ので初心者でも安心して手が出せます。
白毫烏龍茶は一般的に「東方美人」と言われている発酵度の高いお茶、特に坪林では青心烏龍をメインに作るのですが、「大曼」「佛手」「白毛猴」「ダーバン」「白鷺」等様々な品種で作った白毫烏龍茶をブレンドしてよりおいしいお茶を作る日本茶で言う「合組」の技術が発達しています、タイミングと交渉力があればブレンド材料のお茶を分けてもらうことも出来ます。
価格が安定しているのもこの産地の魅力で、高級茶でも150g600元までで買えます、それ以上の時は相当腹をくくって買う「理由」があるときですね。
この産地は初心者にやさしい反面、奥は深くて道路にそってある100件位の茶荘のどこに行けば「美味しいお茶が買えるか」も奥が深いし、更に山奥の農家の家に行こうとすると何度は一気にレべルアップします(山の上は農道が入り組んでいてグーグルマップで表示されなかったりするのも曲者ですね)
第二弾以降は「この店でこのお茶を買え!」的な情報を書いていこうと思います。















高雄のお茶情報(投稿まとめ)

お待たせしました!「まうぞう先生」の人気コーナー?
中級者向け優良茶店情報in高雄!
再度整理します、ここで言う中級者とは…
・ 何回か台湾に行って筆談でもいいから意思疎通する気がある人
・ 日本人向けのお店でお茶の説明を受けて、基本的なことがわかる人
・ お茶にそれなりにお金をかけてもいいと思っている人
と定義します。
またお店はかなりリサーチして厳選しましたが、僕の主観で選んでます。また日本人が来てもいいか?と聞いていいよと言ったウェルカムなお店を紹介しています。
さて、高雄のお店ですが、高雄は台北より少し難度は上がります、なぜかというと…
・お土産物屋さんがいない(価格の目安がない)
・老舗が幅を利かせてて価格が高止まりしている
・大陸からのお茶の流入があるのでちょっと油断すると大陸茶を買う事に
・基本的に高雄の人は焙煎したお茶が好み
(海沿いなので水の関係もあるかも)
・歴史的に茶の輸出の都なのも焙煎したお茶が強い理由かな
前置きが長くなりましたが早速本編に進んでいきます







参戦!フリースタイル品茶会(後編)


さてさて、当日の中身に行きましょう

午前中第一ターン
龍眼焙煎の比較
凍頂山の冬茶で出処の分かった「龍眼焙煎茶」を三種飲み比べ、龍眼焙煎というのは
龍眼の木の炭を使った焙煎茶で、手間がかるのでなかなか良品に出会うことができません
今年の冬のロットで「これは!」と思うロットが3種類見つかったのでそれを比較してもらいました
実は、これを最初に持ってくたのは「一番水が悪くても安定して出てくれるだろうな…」というちょっとずるいチョイスでした!


2012-07-21

参戦!フリースタイル品茶会(前編)

もう二週間も前の話で恐縮なのですが、7月8日「地球にやさしい中国茶交流会」のスピンオフ企画?で「フリースタイル品茶会」というイベントがありました

言い訳:事前告知をこっちでもやろうかと思ってる瞬間に全席ソールドアウトになってしまっちゃったんで、こっちに告知かけませんでした(笑)

以下は斜字体は主宰のあるきちさんのサイトから

<フリースタイル品茶会とは?>
名前の通りなのですが、会場内を自由に動き回ってお茶を飲める会です。
飲み方、楽しみ方が「フリースタイル」で、参加者が選べるのです。

イメージとしては、ビュッフェスタイル。

それも、「既に作り置きのものを取っていく」というのではなくて、ビュッフェの一角にあるカウンターで「目の前で職人さんに寿司を握ってもらえる」的なコーナーのイメージです。


今回は最初なので
4テーブルをご用意。
各テーブルには、職人さんならぬ、各お茶のスペシャリストを配置しております。

その方々が淹れる美味しいお茶を、あれこれ気ままに楽しんでいける感じです。

茶席の場合は、どうしても時間制限がありますが、このイベントはそれ取っ払われるので、煎がガンガン利くような良いお茶でも、心ゆくまで楽しんでいただけると思います。


このテーブルの「台湾茶」のテーブルマスターとして参加させていただきました
他のテーブルの様子は実は「よくわかってません」(笑)午前・午後ともほぼ一人でお茶淹れ、説明をやってたから(そう入ってもタバコ休憩の間つないでくれたり、わかんなそうにしている人に説明してくれたり、次のセットの準備をしてくれたり大活躍だった当日アシストのCさんやKくんには非常に感謝です)
つうコトで自分の席のことしか書けませんですORZ
 
午前の部テーマ:梨山の季節比較
          龍眼焙煎のお茶

まうぞうさんのやっているCraze4"T"Lab.は、一部で魔窟?とも囁かれていますが、台湾茶のあれこれを飲み比べられる、日本では珍しい場所です。
その出張ラボ的な今回のテーブルA。

第1部では、梨山の季節比較と龍眼焙煎のお茶を品茶できるそうです。


梨山といえば、台湾の高山茶では筆頭クラスのお茶。

その季節の違いを飲み比べられるそうです。お得ですね~。

また、焙煎に興味のある方には龍眼焙煎のお茶。

電気焙煎と炭火焙煎、それも龍眼の炭を使ったものはどう違うのか?を感じていただけるのではないかと。

午後の部テーマ:金萱の比較
          杉林渓の比較

まうラボテーブルの第2部では、金萱の比較と杉林渓の比較をしてみます。


金萱はミルクの香り、というキャッチフレーズばかりが先行していますが、じっくりと作られたものを飲んでいただこうという趣旨のものです。

あれこれ飲み比べるとイメージが変わるかもしれません。

もう1つは、上質なお茶を出す高山茶区として知られる杉林渓の比較。

産地の様子なども交えて、飲んでいただけるのではないかと思います。

 

上の引用を見てわかってもらえるかと思うかと思うますが最近のLabでよくやる比較ですね~、
Lab出張営業?と言われて「そうです」と言わざるをえない。
まあ初めてのイベントで、初心者のかたも来る中でゴールのない品茶や議論をしてもしょうがないので自分の中である程度意味づけて理屈を理解できる「帰結点」のある品茶をしようということで

まずテーブルですが、なんの「しつらえ」もしていません
でかい茶盤は5種以上の品茶をやるには必要ですし、カラー蓋碗は「何色のお茶がいい」とか言いやすいため。茶海にいたっては100均に売っているティーポット(しかしわかりやすいように蓋碗と同じ色のポストイットが貼ってあったり細かい工夫は一応してる)という適当ぶり、家から持ち出す時に「また同じ所に戻すのが面倒だから」という理由で押入れケース二本分の茶葉を持ち込む有様(搬入量は僕が一番多かったです)左隅にノートパソコンがおいてますが、これで簡単な概論を説明したあとでお茶を入れるという流れでやりました。
あ、個人的に考えたのは正確に品茶するには「茶葉の拝見」「茶水の拝見」などでわかりやすい&掃除しやすいように白のカッティングシートを貼ったことかな?これは非常に良いアイデアだった気がします。

僕が考える「品茶」(評茶と言ってもいいかも)というのは「茶芸」とも「賞茶」とも違って

・ お茶を相対評価します
同じ抽出時間、茶葉の量で複数種類のお茶を評価していきます。無論そのお茶単体で精魂込め手入れるともっと美味しく煎れられるはずなのですが、主眼は「相対評価です」あえて同条件で煎れます、今回のように初心者がいるシーンでは「明らかにそうではないお茶」を用意しておくのも評価しやすくていいと思ってます。

客:「私、金萱苦手です」
ま:「金萱の青心烏龍と違うどの部分が嫌いなんですか?」
客:「バニラっぽくてのどがイガイガするんで」
ま:「ではCのお茶以外を飲み比べてみてもらえば金萱の持つ他の良さが見えてきますよ」

・ 理科の問題
淹れる前の茶葉の色、形、から抽出される茶水を想像してみます、抽出後は、香り(5箇所ぐらい比較のポイントがあります)、味(舌喉のどの部分でその味を感じたか)、茶水の色や重さ、入れ終わった葉底(茶殻という言葉が大嫌いなのでここは専門用語で)の様子などから「なぜそうなったか?」を考えていきます、5感といっても、飲む前に耳で「このお茶の中で一番高いのはどれですか」というのは論外で耳の中にお茶を注ぎたくなってしまいます(笑)
例 4種のお茶のうち3種は金萱もう一種は青心烏龍というブラインド品茶をやってみましたが、外す人は結構いました、その後茶葉を見せてこういう茶葉が金萱ですよってやるとみんな納得なわけです

・ 算数の問題
同じ梨山の11年春(A)、11年冬(B)、12年春(C)、AとCには共通してるけどBにはない香り、しかもAとCではCの方に強く感じられるものが「春茶の特有の香り」だったりします。要は共通点や差異点を明らかにすることで「○○茶」の特質が見えて来るわけです

・ ディスカッションをするということ
品茶をするには相手がいないと「はあ、そうですか」とか「すごーいみんな美味しい」とかよくわかんないことになってしまします、それぞれが思ったことを自分の言葉で表現していくと「あ、あなたの今いったことはそちらの方と近い感想ですね」とか「お二人の評価の違いは香り重視なのか喉越し重視なのかですね」とか深まっていくのです(時には自分が感じないことを教えられる)ことも多々あります

・ 淹れては7割の答えしか用意せずに… (常に探究心を持って品茶したい)
 「品茶」をするときは大抵「お茶を買うとき」で、そういったときにはお店サイドの「売りたいお茶」に対しての恣意が出てしまいます、「自分の感覚を磨く」とか「お茶に対して理解を深める」という意味の「品茶」の場面はまだまだ少ないなあと思っています、そういう意味でも僕が品茶をするときにはその場での「結論」をすごく大事にします、3割ぐらいは「その場でいる全員が共感したもの」が
答えなのかなあと思って望んでいます(そうしないと「自分の思い込み」「走味(劣化)」「当日の水や気温の状況」まで含めて考えられないし、足元をすくわれることも多いのです) 

各界の感想まで書くつもりが「品茶概論」みたいになってしまった(反省)
後編では各会のポイント、今回のイベントの個人的なまとめとかも書いて行きたいです
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書きすぎて疲れました