王有里の家から坪林の老街に取って返しそこから「陳文慶」の家に行く、彼は水徳の村の「青年団長」的な立場、当然水徳の村の名にかけていいお茶を作ります。
彼の目指す方向はコンテスト茶作りここ数年での特等受賞回数で見てもかなりの強者です、若手のピンリンの茶農の四天王には僕的には絶対に入れる腕前、坪林郷のコンテストは鹿谷郷農会ほどではないですが、かなりの難度です。
彼の家には「コンテストに出すまで」春茶を保管しておく冷凍庫(写真右)があります、コンテストに持って行くまでここで保存しこのプレハブごと温度を戻していって出品するという念の入りよう
こんな気さくな農家のあんちゃんですが出される課題はハードです、これをくぐらないとお茶は買えません
「うちには今三種類のコンテスト出品用のお茶があるよ」この中で俺たちが一番いける!と思っているお茶を当てたら分けてやる、間違ったら売らない…さても難度が高い質問です!梨山だったら速攻で判断できるけど、包種のコンテスト茶の良し悪しは難しい、特に同じ茶農だし…
そういう時には「本人じゃない関係者」の動きを見るのが重要!昼寝から目覚めて寝ぼけながら品茶をする陳文慶のお父さんの動きに注目すると…、明らかにあるお茶を飲んだ時に「目の色を変えてます」、うん!このお茶ですね~
まう「これ(写真一番左)だろ」
文慶「正解だ!一斤ど~んと売ってやる」
まう「え?一斤も買えないよ(値段聞いてないし汗)」
文慶「絶対一斤!○○元で(コンテストでは「淘汰」されたお茶ぐらいの価格)」
まう「???(論外に安い値段)はぁ??」
文慶「わざわざ日本から来て俺が帰ってくるまで待っててくれる奴にはその価格でいいんだ」
まう「分かった、ああ買う、喜んで買う!」
兄貴の男気に感謝です!
ちなみにコンテスト出品茶は5月中旬のコンテスト出品までは冷凍庫で保管中なのでこのお茶は「出品茶の試飲用ロット」なのですが、それでもこの価格で入手できたのは奇跡でしょう
ちなみに「そういえばお前は春しか来ないよな…、今度は冬に来い!冬茶もいいぞ!約束だかんな」と念を押されてしまいました(こりゃ今年の冬に行かんと収まりがつかないにゃ)
そんなこのお茶はただ今結果発表待ちですが、特等を取ったら一斤60000円の定価がつきます
23 | 陳文慶 | 包種 |
陳文慶の家のあと違う包種茶産地ということで石碇に向かいます、石碇のコンテスト常連というと「陳樹根」が有名ですね
受賞した額の数は半端ではありません、店に行くと笑ってしまいます。
26 | 陳樹根 | 包種 |
27 | 張協興 | 包種 |
やっと完結
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