つい最近まで台湾でプーアールを買うやつは「アホ」とまで言っていたのですが、認識が変わってきました。確かにまうぞうがお茶を飲み始めてすぐのころの台湾でのプーアールといったらひどいものでした。
香港から大量に「清倉」(香港の好事家が中国に返還される前にお金にしようと大放出)があった上、台湾も中国との交流か活発になった関係でプーアールがマスコミに多く取り上げられ価格も高騰、挙句に某所で粗悪な模造品が大量生産され市場に出回る始末。
素人同然のマウゾウにはとても手が出せない状況でした、ところが最近いろんな茶荘で飲むプーアールが明らかに「うまい!」しかも「買えない値段じゃない!」という感じになってきました。
何でこんなことがおこったのかなあとちょっと考察してみた。
- 理由その一 需要と供給のバランスが落ち着いてきた
価格の高騰も落ち着き、現状は収まるものが収まるべきところに収まったような感じ、当然投資目的買いや減りそれを狙った異常にに高いもの、以上に安すぎる「いわくつき」の商品も減っている - 理由その二 台湾製ハウスビンテージ物がそれなりに出回るようになってきた
80年代後半から台湾から中国大陸への渡航が緩和されています、そんな中で「熟成されたプーアールを買ってくる」主流派とは別に「生餅を持って帰り自分で熟成する」人たちがおり、その人たちの熟成させたいわば「台湾製ビンテージ」が今熟成20年ぐらいで飲み頃になってきた。前者は骨董商的な感覚も必要ですが、後者はあくまでもお茶を熟成させる技術の領域、台湾人の味覚に合った(=まうぞうの味覚にもあった)ビンテージが安価で製作されているわけです。
今日は、某イングウ(鶯歌)の某有名茶人のサロン(茶荘?)でサンプルで分けてもらった(なんと気前のいい!)20年物の佗茶をいただいております、ただいま10煎中!まだまだいけます。カビ臭?ありませんよ、全然(笑)。茶壷もプーアール飲みから譲ってもらったやつでいい感じに雑味を持って行ってくれます。うむう、ゆるゆるまったりするにはいいお茶だにゃ~。
→ プーアール専門ナイフ:茶葉型しているのが笑えます。雑誌で見た瞬間に欲しくなって即買いでした
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